運ぶjob tag の解説を中心に掲載

ダンプカー運転手

ダンプカーを運転して、砂利や土砂を建設現場に搬入したり、各種資材を生産工場へ運ぶ。

確認10.282026

01概要

必要な免許・資格
場合により 大型自動車免許・中型自動車免許
持ち場
運ぶ運転免許が入口
就業者数(職業分類)
1,445,820 人国勢調査を job tag が加工
有効求人倍率(全国)
4.05 倍ハローワーク求人統計(令和7年度)

ダンプカーを運転して、砂利や土砂を建設現場に搬入したり、各種資材を生産工場へ運ぶ。

ダンプカーは、「土砂ダンプ」と言われるように、荷台に土砂や砂利を積載しやすい構造になっているのが特徴で、ショベルカーなどを使って積載し、目的地に着いたら荷台を傾けて積載物をダンプ(ドサッと捨てる)することにより荷卸しする。

形態面では、一般公道を走ることができる普通ダンプトラックと一般公道を走ることができない重ダンプトラックの2種類がある。普通ダンプトラックは骨材やコンクリートなど建設資材を工事現場などに運搬することが多く、重ダンプトラックは積載量が11トン以上で、ダム建設や鉱山、大規模な土木工事現場で土砂などを運搬するのに使用される。鉱山で使用される重ダンプトラックについては、高地で道路も整備されていないなど環境条件が厳しいため、早くから最新技術を用いた自動運転システムも開発されている。

仕事の流れでみると、業務開始前にダンプカーを点検しパンクの有無など異常がないことを確認後、アルコールチェックや体調チェックを受ける。積荷の種類と配送先を確認して、積載物を引き取りに行く。

指定の場所で積載の順番待ちをして、自分の番が来たら積載する。このとき、自分で積載することはなく、ショベルカーなどで積載されるのを運転席で見守るのが一般的である。積載が終わったら、積載物には法定の高さ制限があるので過積載がないかどうか、重量確認を含めてチェックする。積載物が風などで飛散する恐れがある場合はシートをかけ、安全に運べるように保護する。積載が終わったら、目的地に向かう。天候、道路条件に配慮しながら安全運転に徹する。

目的地に着いたら、ダンプカーを操作して荷卸しを行う。このとき、荷受け担当者がいれば安全確認を行ってくれる場合もあるが、いない場合も多いので、周囲の安全を十分に確認して荷卸しする。荷卸しが済むと会社に報告し、帰着後は、洗車とアルコールチェックを済ませて、業務報告書を提出する、という流れになる。

大雪など自然災害時には除雪した雪を運ぶなどの防災協力も行う。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等

ダンプトラック、重ダンプトラック、アーティキュレートダンプトラック、ショベルカー、油圧ショベル

— 厚生労働省 job tag「どんな職業か」より引用 [出典]

02仕事の内容(job tag のタスク)

ダンプカーを運転して、砂利や土砂を建設現場に搬入したり、各種資材を生産工場へ運ぶ。

  1. 担当車両の始業点検をする。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.5(5 段階)
  2. 積荷の種類と配送先を確認する。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.756(5 段階)
  3. ショベルカーなどで積荷を積載している間、運転席で待機する。この作業をする人の割合 1%・重要度 2.854(5 段階)
  4. 積載した積荷の種類に応じた運転をして積荷を運ぶ。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.463(5 段階)
  5. 積荷をレバー操作で降ろす。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.786(5 段階)
  6. 日報を書く。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.237(5 段階)
  7. 終業前に洗車する。この作業をする人の割合 1%・重要度 2.029(5 段階)
  8. 積荷台を掃除する。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.049(5 段階)
  9. 自ら重機を操縦して、積載をする。この作業をする人の割合 1%・重要度 2.903(5 段階)
  10. 自然災害時に土砂や瓦礫等を運ぶ。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.154(5 段階)
  11. 除雪した雪を運ぶ。この作業をする人の割合 0%・重要度 2.765(5 段階)
  12. ダンプカーの清掃や、メンテナンス・修理をする。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.333(5 段階)

03免許・資格

名称位置づけこの職業との関係・取得の条件
大型自動車免許法令で必要になる場合車両総重量 11t 以上・最大積載量 6.5t 以上(いずれか)の車は大型免許。job tag は「ほとんどの場合、大型免許が必須」と記載。運転する車の車両総重量・最大積載量・乗車定員で、準中型・中型・大型のどれが要るかが決まります(道路交通法施行規則 第2条)。
中型自動車免許法令で必要になる場合車両総重量 7.5t 以上 11t 未満・最大積載量 4.5t 以上 6.5t 未満の車(施行規則 第2条)。

運転したい車両や扱う設備から必要な免許・資格を調べるには、免許・資格チェックを使えます。

job tag が「関連資格」に挙げているもの(4 件)
  • 大型自動車免許
  • 大型特殊自動車免許
  • 車両系建設機械(基礎工事用)運転技能者
  • 不整地運搬車両運転技能講習

job tag の掲載をそのまま示したものです。法令上の必要・有利の区別はありません。

04なるには

入職にあたって、特に学歴は必要とされないが、必須資格に自動車運転免許がある。免許の種類は扱う車両の大きさによって異なり、普通自動車免許(車両総重量3.5トンまで)、準中型免許(同7.5トンまで)、中型免許(同11トンまで)、大型免許(同11トン以上)のいずれかとなるが、ほとんどの場合、大型免許が必須とされている。実際に仕事をするようになると、油圧ショベルで公道を走る場合などには大型特殊免許が必要となり、現場で油圧ショベルなどを操作するには車両系建築機械運転技能講習を、不整地での運搬作業をする中折れ式のアーティキュレートダンプトラックを操作するには不整地運搬車両運転技能講習を受講することが必要である。

新卒で入職するケースはほとんどなく、中途採用が多い。大半がトラック運転手などから転職してくる者である。転職する者は同業やダンプカー以外のトラック運転手に転じるケースが多いが、自ら車両を購入して独立する例もある。

運転のスキルはもちろん、取引先担当者や無線等で指示を受ける自社スタッフとのやりとりは頻繁にあるのでコミュニケーション力が求められる。

— 厚生労働省 job tag「就くには」より引用 [出典]

05労働条件と法令

勤務先は運送会社がほとんどで、職場は全国に広がっている。工業地帯や山間部など開発が行われている地域が多い。オリンピックなどのイベントや災害などで大規模な工事があると、就業場所がその地域に集中することもある。

就業者は、トラック業界の傾向として高齢化が進んでいる。荷物の積み込みや荷卸しなどの力仕事がなく、ハンドルが軽くなるなど改良が進みダンプカーの運転が楽になっていることもあり、女性就労者が増えている。

労働条件は勤務先の規定に従うが、正社員以外にも契約社員やアルバイト、個人経営で下請けとして働くなど就業形態は多様で条件もそれぞれ異なる。雨の日などは工事が無いことが多いため、賃金は日給月給制が多く、季節的な収入の変動が大きい。基本的にはスケジュールに沿った勤務となるが、自然災害や顧客の急な依頼があることもある。

国内貨物輸送の中核を担うトラック輸送だが、慢性的で深刻なドライバー不足に悩まされている。国土交通省と厚生労働省は、トラックドライバーの人材確保に向けて、トラック輸送の効率化、モーダルシフトなどさまざまな対策に取り組んでいる。女性が働きやすい環境作りを通じて女性ドライバーを増やす「トラガール推進プロジェクト」もそうした取り組みのひとつである。

— 厚生労働省 job tag「労働条件の特徴」より引用 [出典]

営業用(緑ナンバー)の運送会社で働く場合は、トラック運転者として改善基準告示 第4条の拘束時間・休息期間・運転時間の枠が適用されます。→ 拘束時間の枠

06統計と仕事の性質

統計で見る(全国値)

項目値出典(job tag の掲載)
賃金(年収)507.2 万円令和7年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成
月の労働時間175 時間令和7年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成
平均年齢51.5 歳令和7年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成
就業者数1,445,820 人令和2年国勢調査の結果を加工して作成
求人賃金(月額・全国)26.6 万円ハローワーク求人統計(令和7年度)
有効求人倍率(全国)4.05 倍ハローワーク求人統計(令和7年度)

job tag の数値データから

厚生労働省 job tag(職業情報データベース、数値系 2023年度更新分)は、その職業の就業者への調査で「どの程度当てはまるか」を 1〜5 の尺度で示した値です。回答者数が少ない職業は値が揺れます。

仕事の性質(当てはまりの強い順)

  • 他者とのかかわり
  • 座り作業
  • 電話での会話
  • 屋外作業
  • ミスの影響度
  • モノ、道具、制御装置を扱う手作業

重要度の高い作業(job tag のタスク)

  1. 積荷をレバー操作で降ろす。
  2. 積荷の種類と配送先を確認する。
  3. 担当車両の始業点検をする。
  4. 積載した積荷の種類に応じた運転をして積荷を運ぶ。
  5. ダンプカーの清掃や、メンテナンス・修理をする。

問われる知識

  • 輸送
  • 機械
  • 建築・建設

08出典と確認日

この職業ページで参照した資料

  1. 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)職業情報データベース 解説系 7.01・数値系 7.00 ・ 適用範囲: 職業ごとの解説・タスク・仕事の性質(全国の就業者調査をもとにした職業分類単位の情報。個別の職場の条件ではない) ・ 確認日 2026年10月28日 ・ 確度 A(原本を確認)
  2. 厚生労働省(統計は総務省・厚生労働省の調査を job tag が加工) 職業情報提供サイト(job tag)各職業ページの「統計データ」欄(全国値) ・ 適用範囲: 令和7年賃金構造基本統計調査・令和2年国勢調査・ハローワーク求人統計(令和7年度)を job tag が職業分類単位で加工した全国値。ページ表示から機械抽出(data/raw/jobtag/web-stats-2026-10-28.json) ・ 確認日 2026年10月28日 ・ 確度 A(原本を確認)
  3. e-Gov 法令検索(内閣府令) 道路交通法施行規則 第2条(自動車の種類:大型・中型・準中型・普通の区分) ・ 適用範囲: 車両総重量・最大積載量・乗車定員の区分を e-Gov の法令 API で確認。受験資格の年齢・経験(道路交通法 第88条)は警察庁の資料による ・ 確認日 2026年10月28日 ・ 確度 A(原本を確認)
  4. 厚生労働省(法令等データベース) 自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(平成元年労働省告示第7号) ・ 適用範囲: 第4条(貨物自動車運送事業)の拘束時間・休息期間・運転時間・連続運転・分割休息・2人乗務・隔日勤務・フェリー・休日労働を本文で確認。予期し得ない事象の具体的内容は未確認 ・ 確認日 2026年10月29日 ・ 確度 A(原本を確認)

「どんな職業か」「就くには」「労働条件の特徴」は job tag の解説(解説系ダウンロードデータ ver.7.01、2019年度更新)からの引用です。法令の記述は確認日 2026年10月28日 時点で、本サイトが条文を確認したものだけを足しています。