扱うjob tag の解説を中心に掲載

ピッキング作業員

倉庫や工場等に搬入された商品を、伝票又は指示書に従って取り集めや仕分けをし、搬出準備を行う。

確認10.282026

01概要

必要な免許・資格
特に不要(job tag)
持ち場
扱う講習・特別教育が入口
就業者数(職業分類)
1,150,210 人国勢調査を job tag が加工
有効求人倍率(全国)
0.81 倍ハローワーク求人統計(令和7年度)

倉庫や工場等に搬入された商品を、伝票又は指示書に従って取り集めや仕分けをし、搬出準備を行う。

ピッキング作業には、オーダー別ピッキング(摘み取り方式)とトータルピッキング(種まき方式)がある。オーダー別ピッキングは、伝票に従い、発送先ごとに必要な商品を倉庫内から取り集める。個人向けの通信販売のように発送先が多く、出荷数が少ない場合に多く用いられる。トータルピッキングは、限られた納入先に少ない品数で大量の出荷をする場合に多く用いられる。

最近はハンディターミナルを使ってバーコードによって商品管理を行うピッキングシステムが用いられる。商品が入荷・移動・出荷される度にバーコードで商品管理するので、収納されている商品の場所をリアルタイムでデータ化することができ、商品の在庫管理におけるミスの発生を抑えることができる。また、2人一組になってリストを読み上げる作業などがなくなり省力化にも寄与している。

職場の一日の仕事の流れをみると、入庫の受け入れ作業としてバーコードリーダーを使い、商品を確認チェックするなど入庫受付を行う。受け入れた商品を、賞味期限の長短別に仕分けし倉庫に格納する。次いで商品を発送先ごとに、伝票に従い数量を合わせピッキングする。検品を済ませた商品の数量記入を行い、積付(形、重さが不揃いのものを効率よく配置)する。発送数が記載された個数票をケースに取り付け、発送先ごとの商品をドライバーに受け渡し積み込み作業して行く。商品出荷後の倉庫の棚卸しを行う。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等

ハンディターミナル、ピッキングシステム、バーコードリーダー

— 厚生労働省 job tag「どんな職業か」より引用 [出典]

02仕事の内容(job tag のタスク)

倉庫や工場等に搬入された商品を、伝票又は指示書に従って取り集めや仕分けをし、搬出準備を行う。

  1. 商品をバーコードリーダーで読み取り、入荷受付を行う。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.861(5 段階)
  2. 入庫された商品個数が発注した通りになっているかを確認する。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.894(5 段階)
  3. 搬入された商品を倉庫に格納する。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.6(5 段階)
  4. 商品を発送先ごとに取り集め、仕分ける。この作業をする人の割合 1%・重要度 4(5 段階)
  5. 商品破損などの不備をチェックする。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.766(5 段階)
  6. 搬出数が記載された個数票をケースに取り付ける。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.829(5 段階)
  7. 出荷品に値付けをし、梱包する。この作業をする人の割合 0%・重要度 3.28(5 段階)
  8. 発送先ごとの商品をドライバーに受け渡し積み込み作業を行う。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.512(5 段階)
  9. 商品の在庫管理をする。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.721(5 段階)
  10. 商品の棚卸をする。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.5(5 段階)
  11. 物流業務を外注する(3PL)。この作業をする人の割合 0%・重要度 3.115(5 段階)

03免許・資格

job tag は「特に学歴や資格は必要とされない」と記載しています。同じ倉庫でフォークリフトを運転する担当に就く場合は、別に技能講習・特別教育が必要です(資格と法令)。

運転したい車両や扱う設備から必要な免許・資格を調べるには、免許・資格チェックを使えます。

04なるには

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。中途採用が多い。

入職後はOJTにより経験を積む。

商品を丁寧に取り扱う姿勢と状況に応じた判断力が求められる。作業処理の迅速性、正確性も必要である。経験や知識・記憶力が求められていたが、業務のデジタル化が進み、短時間でより多くの件数を処理できるようになったことから、新しい技術に対する適応力が必要となっている。

— 厚生労働省 job tag「就くには」より引用 [出典]

05労働条件と法令

勤務先は物流、流通関連企業等の倉庫が多く全国に分布している。倉庫は、幹線道路などの交通網が発達した地域に立地することが多い。

雇用形態は、パート・アルバイト、契約社員、派遣労働者など非正規社員の比率が高い。就業者の年齢構成は幅広い。

賃金は時給制となっていることが多い。

中元・歳暮といったシーズンには、物流量が多くなり残業も生じることがある。勤務形態では日勤、夜勤の交代制が採られていることが多い。土日が休日になるとは限らない。作業環境については、冷暖房が整備されている倉庫が多いが、常温の倉庫や冷蔵倉庫での作業もある。

ピッキングの自動化を可能にするピッキング・ロボットの研究・開発も進んでおり、将来的には完全自動化、完全無人化された工場、倉庫の出現も見込まれている。

— 厚生労働省 job tag「労働条件の特徴」より引用 [出典]

06統計と仕事の性質

統計で見る(全国値)

項目値出典(job tag の掲載)
賃金(年収)353.6 万円令和7年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成
月の労働時間162 時間令和7年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成
平均年齢50.3 歳令和7年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成
就業者数1,150,210 人令和2年国勢調査の結果を加工して作成
求人賃金(月額・全国)21.5 万円ハローワーク求人統計(令和7年度)
有効求人倍率(全国)0.81 倍ハローワーク求人統計(令和7年度)

job tag の数値データから

厚生労働省 job tag(職業情報データベース、数値系 2023年度更新分)は、その職業の就業者への調査で「どの程度当てはまるか」を 1〜5 の尺度で示した値です。回答者数が少ない職業は値が揺れます。

仕事の性質(当てはまりの強い順)

  • 立ち作業
  • 歩行、走行
  • 反復作業
  • 厳密さ、正確さ
  • 空調のきいた屋内作業
  • モノ、道具、制御装置を扱う手作業

重要度の高い作業(job tag のタスク)

  1. 商品を発送先ごとに取り集め、仕分ける。
  2. 入庫された商品個数が発注した通りになっているかを確認する。
  3. 商品をバーコードリーダーで読み取り、入荷受付を行う。
  4. 搬出数が記載された個数票をケースに取り付ける。
  5. 商品破損などの不備をチェックする。

問われる知識

  • 輸送
  • 生産・加工
  • 顧客サービス・対人サービス

08出典と確認日

この職業ページで参照した資料

  1. 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)職業情報データベース 解説系 7.01・数値系 7.00 ・ 適用範囲: 職業ごとの解説・タスク・仕事の性質(全国の就業者調査をもとにした職業分類単位の情報。個別の職場の条件ではない) ・ 確認日 2026年10月28日 ・ 確度 A(原本を確認)
  2. 厚生労働省(統計は総務省・厚生労働省の調査を job tag が加工) 職業情報提供サイト(job tag)各職業ページの「統計データ」欄(全国値) ・ 適用範囲: 令和7年賃金構造基本統計調査・令和2年国勢調査・ハローワーク求人統計(令和7年度)を job tag が職業分類単位で加工した全国値。ページ表示から機械抽出(data/raw/jobtag/web-stats-2026-10-28.json) ・ 確認日 2026年10月28日 ・ 確度 A(原本を確認)
  3. e-Gov 法令検索(政令・厚生労働省令) 労働安全衛生法施行令 第20条(就業制限に係る業務)/ 労働安全衛生規則 第36条(特別教育)・第41条 ・ 適用範囲: 令第20条第6・7・11・16号と、則第36条第5・5の4・19号を e-Gov の法令 API で確認。則第41条の別表第三(資格の種類)は表の要点を API で確認(機種の細かい範囲は原本で確認) ・ 確認日 2026年10月28日 ・ 確度 A(原本を確認)

「どんな職業か」「就くには」「労働条件の特徴」は job tag の解説(解説系ダウンロードデータ ver.7.01、2019年度更新)からの引用です。法令の記述は確認日 2026年10月28日 時点で、本サイトが条文を確認したものだけを足しています。