引越作業員
転居や移転などの時に、家財道具などを運び出し、転居先へ輸送し、再びセッティングをする引越作業を行う。
01概要
- 必要な免許・資格
- 場合により テールゲートリフター操作の特別教育
- 持ち場
- 扱う講習・特別教育が入口
- 就業者数(職業分類)
- 245,100 人国勢調査を job tag が加工
- 有効求人倍率(全国)
- 4.87 倍ハローワーク求人統計(令和7年度)
転居や移転などの時に、家財道具などを運び出し、転居先へ輸送し、再びセッティングをする引越作業を行う。
まず、依頼者からの連絡を受けて担当 者が家庭などを訪問したり、インターネットや電話を通して料金の見積もりを行う。仕事の依頼を受けた場合には、引越作業員がチームを組んで、指定された日時に家具などを保護するための資材を用意して訪問する。手分けして、ダンボール箱に詰めた荷物などのほか、たんすやベッドなどの家財道具、テレビや冷蔵庫などの荷造りをして、トラックやコンテナ車に積み込む。衣類や食器などの日用品の梱包をするケースもある。
引越し先では、トラックから荷物を降ろして家の中に運び込み、荷解きをして所定の場所に家具や電化製品を設置する。また、ダンボール箱の中の日用品などを取り出し、梱包を解いてたんすや棚の中に収めたり、クーラーや照明器具の取り付け、テレビのセッティングなどをする場合もある。建物や家財に傷をつけないように、荷物を破損させないように慎重に作業を進め、最後には、梱包に使用したダンボール箱などの資材を片づけて、持ち帰る。
事務所の引越のような大規模なものもある。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
インターネット、電話、トラック、コンテナ車、タブレット端末
02仕事の内容(job tag のタスク)
転居や移転の際に家財道具などを運び出して転居先へ輸送し、指定の場所に設置する引越作業を行う。
- 一般家庭あるいは事業所からの依頼を受けて訪問し、料金の見積もりをする。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.737(5 段階)
- 装置を使用して製品および材料のサイズや重さを計り、数を数える。この作業をする人の割合 1%・重要度 2.625(5 段階)
- トラックや人員の手配および配置をする。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.571(5 段階)
- チームを組んで、指定された日時に家具などを保護するための資材を用意して訪問する。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.619(5 段階)
- 家屋やエレベータ、通路などを損傷しないようにシートやクッション材で養生する。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.773(5 段階)
- 衣類や日用品のためのこん包材や専用ケースを用意し、品物を収納する。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.667(5 段階)
- 家財道具をつめたダンボールを手作業または台車を使ってトラックに積み込む。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.632(5 段階)
- 家具や大型の家電などをこん包材で保護し、手作業または台車を使ってトラックに積み込む。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.571(5 段階)
- トラックを運転し、引越し先まで荷物を届ける。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.842(5 段階)
- トラックから荷物を下ろし、開梱して依頼主の指示を受けながら部屋に配置する。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.6(5 段階)
- 積み込みや引越し終了後、こん包材やゴミを片付けて持ち帰る。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.476(5 段階)
- トラックの駐車に際し、必要に応じて行政に許可を取る。この作業をする人の割合 1%・重要度 2.85(5 段階)
- 廃棄物を分別し、処分する。この作業をする人の割合 1%・重要度 3.05(5 段階)
03免許・資格
| 名称 | 位置づけ | この職業との関係・取得の条件 |
|---|---|---|
| 準中型自動車免許 | あると有利 | 運転免許があると有利(job tag)。運転する車の区分は車検証の値で決まります。 |
| テールゲートリフター操作の特別教育 | 法令で必要になる場合 | トラックの昇降装置で家財を積み卸す業務に就く場合は特別教育が必要(規則 第36条第5号の4)。 |
運転したい車両や扱う設備から必要な免許・資格を調べるには、免許・資格チェックを使えます。
04なるには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。新規学卒の場合は、高校などを卒業後、運送会社や引越し業者などに採用される。中途採用は、欠員募集など随時行われており、就職の機会は多い。また、アルバイトやパートとして働くことも多い。
実際の現場で、荷造りや荷解き、積み込みや積み降ろし、荷物の運搬などの業務を行って、経験を積む。大型の家具やピアノなど特殊な家財の運搬には、熟練と体力が必要になる。運転免許があると有利である。
引越し作業は、通常、複数で行われるため、チーム内での協調性、任された仕事を確実に成し遂げる責任感が求められる。作業員の言葉遣いや作業態度がセールスポイントになっており、接客マナーやサービスマインドなども求められている。
05労働条件と法令
勤務先は全国にわたる。
就業時間は、一般家庭の引越の場合は朝8時ぐらいから夕方の6時ぐらいまでだが、依頼者のニーズにあわせて日曜日や祝日に引越しをする場合もある。また、事務所の引越の場合は、夜間・休日に実施する場合も多い。繁閑の差が大きく、3月の人事異動シーズンなど、引越しのピーク時には時間外勤務が多くなる。臨時従業員が雇われる場合も多い。
男性の就業者が多いが、食器や衣類の荷造りなどきめ細やかなサービスが求められる場面もあり、女性の作業者もいる。
最近では働き方改革や宅配業者のドライバーに対する処遇改善の動きなどから業界全体で人手が不足している。
06統計と仕事の性質
統計で見る(全国値)
| 項目 | 値 | 出典(job tag の掲載) |
|---|---|---|
| 賃金(年収) | 406.5 万円 | 令和7年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成 |
| 月の労働時間 | 163 時間 | 令和7年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成 |
| 平均年齢 | 46.3 歳 | 令和7年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成 |
| 就業者数 | 245,100 人 | 令和2年国勢調査の結果を加工して作成 |
| 求人賃金(月額・全国) | 24.3 万円 | ハローワーク求人統計(令和7年度) |
| 有効求人倍率(全国) | 4.87 倍 | ハローワーク求人統計(令和7年度) |
job tag の数値データから
厚生労働省 job tag(職業情報データベース、数値系 2023年度更新分)は、その職業の就業者への調査で「どの程度当てはまるか」を 1〜5 の尺度で示した値です。回答者数が少ない職業は値が揺れます。
仕事の性質(当てはまりの強い順)
重要度の高い作業(job tag のタスク)
- トラックを運転し、引越し先まで荷物を届ける。
- 家屋やエレベータ、通路などを損傷しないようにシートやクッション材で養生する。
- 一般家庭あるいは事業所からの依頼を受けて訪問し、料金の見積もりをする。
- 衣類や日用品のためのこん包材や専用ケースを用意し、品物を収納する。
- 家財道具をつめたダンボールを手作業または台車を使ってトラックに積み込む。
問われる知識
- 顧客サービス・対人サービス
- 輸送
- 事務処理
08出典と確認日
この職業ページで参照した資料
- 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)職業情報データベース 解説系 7.01・数値系 7.00
- 厚生労働省(統計は総務省・厚生労働省の調査を job tag が加工) 職業情報提供サイト(job tag)各職業ページの「統計データ」欄(全国値)
- e-Gov 法令検索(内閣府令) 道路交通法施行規則 第2条(自動車の種類:大型・中型・準中型・普通の区分)
- 厚生労働省(法令等データベース) 安全衛生特別教育規程(昭和47年労働省告示第92号)
「どんな職業か」「就くには」「労働条件の特徴」は job tag の解説(解説系ダウンロードデータ ver.7.01、2019年度更新)からの引用です。法令の記述は確認日 2026年10月28日 時点で、本サイトが条文を確認したものだけを足しています。